日本で4番目のフェアトレードタウンをめざします。

当日の詳細な情報

フェアトレード全国フォーラム2019 大会 タイムテーブル

※人名は敬称略です。

1.

開会のあいさつ(10:00)

2.

事例報告「学校が生み出すフェアトレード運動」(10:10-10:50)

 
事例1:「フランス・ボルドー市のフェアトレードスクール」
  事例発表者:

Marie Alice Moreira(マリー・アリス・モレイラ フランス・ボルドー市 高校教師)

 
Marie Alice Moreira

フランスのボルドー専門学校で経済・経営学の教鞭を執るかたわら、3年間にわたって「フェアトレード・ユース・アンバサダー・プロジェクト」の企画と運営を担っています。これは、フランス、ポルトガル、ベルギーから3つの高校とNGOが協働して取り組むもので、フェアトレードを軸とした革新的な教育メソッドと、ペルーのフェアトレード協同組合(工芸品及びコーヒーの生産)との連携と交流を通じ、若者たちの責任感を育み、ドロップアウト(早期退学)を減少させることができたと高い評価を得ています。

 
事例2:「日本初フェアトレード大学、静岡文化芸術大学の試み
     はままつフェアトレードチョコ・プロジェクト」
  事例発表者:

大塚莉子(おおつか りこ 静岡文化芸術大学 学生)

 
大塚 莉子

静岡文化芸術大学 国際文化学科の4年生。フェアトレードと地産地消啓発を目的としたカフェを運営する学生団体TABEBORAの代表を務め、その後静岡文化芸術大学のフェアトレード大学憲章の草案づくりに携わる。現在ははままつチョコプロジェクトの立ち上げメンバーとして、プロジェクトの運営に関わっている。

 
3.

パネルディスカッション「若者、学校にとってのフェアトレード」(11:00-12:30)

 

若者はなぜフェアトレード活動に魅入られるのか、その活動から得られる教育的効果とは何か、教育機関がフェアトレード活動に与える可能性とは何か、またフェアトレード大学やフェアトレードスクールなどの認定システムによって、どのような効果が生まれるのか、上記の事例発表を受けて、議論していきます。

  司会:

渡辺 龍也(わたなべ たつや 東京経済大学 教授)

 
渡辺 龍也

マスコミ、国際機関、NGO等を経て2000年から大学教員(国際協力、NPO論担当)。研究のかたわら、日本フェアトレード・フォーラム、日本エシカル推進協議会の理事を務める。主な著書に「フェアトレード学(新評論) / フェアトレードタウン:誰も置き去りにしない公正と共生のまちづくり」。

  パネリスト:

Marie Alice Moreira(マリー・アリス・モレイラ フランス・ボルドー市 高校教師)

 
Marie Alice Moreira<

   

大塚 莉子(おおつか りこ 静岡文化芸術大学 学生)

 
大塚 莉子

   

武藤 拓郎(むとう たくろう フェアトレード学生ネットワーク Fair Trade Student Network(FTSN)14期九州支部代表)

 
武藤 拓郎

佐賀出身。22年間佐賀を楽しんでいる佐賀大学4年生。大学1年生から、佐賀大学フェアトレード団体に所属し『地域で出来る国際支援』をモットーに活動しています。また、大学3年生の1年間では、フェアトレード学生ネットワーク九州支部の代表を務めました。余談ですが、Disneyとジャニーズが大好きです。

   

鈴木 富美子(すずき ふみこ 浜松市・聖星高校教員)

 
鈴木 富美子

浜松聖星高等学校英語科教諭。グローバルイシュー研究部の顧問をしています。10年ほど前から学校の文化祭で、HR展や部活展の一環として生徒たちと一緒にフェアトレードショップを出店しています。

 
4.

フェアトレード・エシカル消費 マナビバ(13:40-16:00)

 
マナビバ ⑴「フェアトレードスクールの仕組みはどうなる?」

イギリスではすでに始まっているフェアトレードスクール制度ですが、まもなく日本でもこれを導入する動きが始まっています。小・中・高校を対象に、できるだけ参加しやすい方法は何か。このマナビバで皆さんと、フェアトレードスクールのあるべき形を話し合います。

  コーディネーター:

胤森 なお子(たねもり なおこ 一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)代表理事)

 
胤森 なお子

通信会社勤務を経て1999年ピープルツリー(フェアトレードカンパニー株式会社)に入社、編集や広報を担当。2006年〜2016年同社常務取締役。2016年より、同社の母体NGOグローバル・ヴィレッジでフェアトレードの啓発・推進活動を担当。2011年、FTFJ前身の一般社団法人フェアトレードタウン・ジャパンに設立メンバーとして関わり、2014年10月より現職。

  コメンテーター:

渡辺 龍也(わたなべ たつや 東京経済大学 教授)

 
渡辺 龍也

   
 
マナビバ ⑵「フェアトレード大学のもたらす可能性とは?」

大学を「フェアトレード大学」と認定することで、はたして何か生まれ、何が変わったのか、またフェアトレード活動全体に与える可能性とは何なのかを検証していきます。また、申請を考えている関係者にも、わかりやすく基準の考え方を説明していきます。

  コーディネーター:

下澤 嶽(しもさわ たかし 静岡文化芸術大学 教授)

 
下澤 嶽

(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在としてバングラデシュへ。帰国後、1998年に同会事務局長。2006年7月から2010年3月まで(特活)国際協力NGOセンター事務局長。2010年4月より、静岡文化芸術大学教員。

  コメンテーター:

長坂 寿久(ながさか としひさ 国際貿易投資研究所 客員研究員、逗子フェアトレードタウンの会共同代表)

 
長坂 寿久

大学卒業後、現日本貿易振興機構(ジェトロ)入構。シドニー、ニューヨーク、アムステルダム駐在。1999年拓殖大学 国際学部教授(国際関係論/NGO・NPO論)、2014年退任。日本フェアトレード・フォーラム認定委員会(委員長)、神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会(会長)等。『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開―SDGs時代に向けて』(編著、2018年)等多数。

 
 
マナビバ ⑶「進化し続けるフェアトレードタウン」

すでに日本では、熊本市(2011)、名古屋市(2015)、神奈川県逗子市(2016)、浜松市(2017)、札幌市(2019)、三重県いなべ市(2019)の6つの街がフェアトレードタウンに認定されました。それぞれの街が認定されるまでのプロセスや行政との関係、認定後の発展など、すべて個性的で違いがあります。それぞれの個性を学び、タウン認定を目指す人たちの語れる場にします。

  コーディネーター:

杉山 世子(すぎやま せいこ はままつフェアトレードタウン・ネットワーク代表)

 
杉山 世子

浜松市立高等学校ソフトボール部出身。投手。青年海外協力隊としてジンバブエ、ケニア、マラウイの3か国で活動をした後、慶應義塾大学総合政策学部入学。在学中、メキシコをフィールドとしたコーヒーのフェアトレードプロジェクトに参加、学生理事に就任。卒業後の2011年、メキシコ・チアパス州マヤビニックのコーヒー生豆の輸入・販売を行う株式会社豆乃木を創業。

   

有坂 美紀(ありさか みき フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議事務局長)

 
有坂 美紀

水産業界紙記者、環境団体職員、スリランカでのNGO活動のほか、東日本大震災での災害支援活動、中南米大陸縦断等を経験。持続可能な開発のための教育に関する地域拠点として国連大学が認定するRCE北海道道央圏協議会事務局長を務めるほか、北海道大学理学院で科学技術コミュニケーションを専攻する。

   

明石 祥子(あかし しょうこ フェアトレードシティ熊本推進委員会代表、くまもと未来ネット理事)

 
明石 祥子

1993年、熊本市にフェアトレード・ショップ「らぶらんど」を開店。2000年、NGO・フェアトレードくまもとを設立。03年から、「熊本市を日本初のフェアトレード・シティに」を目標に活動を展開し、2011年に世界で1000番目、アジア・日本最初のフェアトレードタウンとなる。フェアトレードアイランドジャパンを目標にフェアトレードタウン運動を推進。日本フェアトレードフォーラムのフェアトレードタウン認定委員。

 
 
マナビバ ⑷「企業のフェアトレードはどうなる?」

企業がフェアトレード活動に与えた影響は非常に大きいのは周知のことですが、最近はフェアトレードの素材に広がりが見えてきています。例えばフェアトレードのごまが学校給食に使われ、フェアトレードコットンなどは行政の作業服として使われ始めています。企業がフェアトレード活動に与える新たな可能性を考えていきます。

  コーディネーター:

原田 さとみ(はらだ さとみ エシカル・ペネロープ(株) 代表・NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)理事)

 
原田 さとみ

東海地区でモデル・タレントとして活動の後、名古屋にて洋服店を経営。環境・人・社会に配慮した”思いやり”のエシカル理念とともにフェアトレードを推進。2015年9月名古屋市をフェアトレードタウン認定都市とする。名古屋観光文化交流特命大使として「フェアトレードタウンなごや」を名古屋市の魅力として発信し、日本国内のフェアトレードタウンを広める活動を行う。JICA中部オフィシャルサポーターとして2018年JICA理事長賞受賞。

  コメンテーター:

小吹 岳志(こぶき たかし フェアトレード・サマサマ事務局長)

 
小吹 岳志

商社勤務のあと、NGOスタッフを経て、99年より現職。南・東南アジアの生産者団体、NGOとの取引を通じ、社会的弱者の経済的自立支援に取り組む。また他のNGOや学校・大学・行政機関などと協力し、長年フェアトレードやエシカル消費の普及に努める。

  事例報告:

福田 康正(ふくだ やすまさ 豊田通商株式会社 ライフスタイル部 部長 / フェアトレードコットンの取組事例)

 
福田 康正

1993年4月豊田通商㈱入社。 綿花の輸入から生地生産販売まで主に繊維原料業務に従事。2006年に香港豊田通商に駐在。2013年から約3年間豊田通商出資のアパレル会社へ運営責任者として出向後2016年より豊田通商㈱事業統括グループのグループリーダーとなり本年度2019年4月よりライフスタイル部部長となる。

  事例報告:

三厨 幸治(みくりや こうじ 九鬼産業株式会社東京支店長 / ゴマを学校給食にした事例)

 
三厨 幸治

九鬼産業㈱東京支店長。本社(三重県四日市市)勤務時にニカラグア産「九鬼フェアトレードいりごま白」の発売に携わったことから、この商品には思い入れがあります

 
 
マナビバ ⑸「大学生、高校生、中学生の皆さん、一緒に話そう!」

このマナビバでは、高校生、大学生、学校関係者が自由に悩みや希望、聞いてみたいことを話す場です。また自分たちが将来やってみたいこと、どうすれば活動がイキイキするのか、話し合ってみましょう。

  コーディネーター:

武藤 拓郎(むとう たくろう フェアトレード学生ネットワーク Fair Trade Student Network(FTSN)14期九州支部代表)

 
武藤 拓郎
 
 
マナビバ ⑹「国内/地域にもフェアトレードを?」

フェアトレードは途上国社会で不利な立場に置かれた生産者の暮らしを改善するために生まれた活動です。しかし生産の現場は途上国だけでなく、国内にもたくさんあります。また、商品の素材の安全性、環境に与える影響など、考えていく必要があります。国内フェアトレードの考え方を自由に話し合っていく場にします。

  コーディネーター:

神田 浩史(かんだ ひろし NPO法人 泉京(せんと)/垂井 理事)

 
神田 浩史

大学を卒業後、ODAの農業開発事業に従事。その後、主に東南アジアの農山漁村の開発現場を調査研究し、日本政府のODA政策策定に関わる。全国各地で講演・ワークショップを行うかたわら、岐阜県垂井町を拠点に、フェアトレードや地産地消を軸にした地域づくりに関わっている。フェアトレードタウン垂井推進委員会会長。

  事例報告:

中道 想(なかみち そう 浜松有機農業者マーケットの会 会長 / 中道農場)

 
中道 想

1986年浜松市浜北区にて農家の長男として生まれる 。大学卒業後社会人経験を経て2014年に就農。合鴨農法にて無農薬無化学肥料のコシヒカリの生産、平飼い鶏の自然卵の生産を中心に、有機農産物を生産中。2018年より浜松有機農業者マーケットの会、会長に就任。現在二期を務める。

 
 
マナビバ ⑺「Marieさんと先生の対話の場」

フランスから来日するMarieさんが一番知りたいのは、フェアトレードに取り組む日本の学校現場のことです。
また将来交流が可能な高校との出会いを求めています。ぜひ中学・高校の先生方、またMarieさんの活動に関心のある方はこちらのマナビバに参加してください。フェアトレードの学びをどのようにつくりだせるのか、皆さんの実践を共有しませんか?

  コーディネーター:

磯野 昌子(いその よしこ 逗子フェアトレードタウンの会共同代表)

 
磯野昌子
磯野 昌子

認定NPO法人地球の木理事長、日本フェアトレード・フォーラム理事、かながわ開発教育センター理事。私はフェアトレードタウン運動とは地域における開発教育だと思って活動してきました。フェアトレードに関する学習や普及のための活動は、世界とつながっている自分自身の生活を知り、より公正な地球社会をつくるための行動へと結びつきます。逗子ではユースのためのフェアトレードプログラムを市との協働事業として行っています。全国各地域での実践事例をお聞きできるのを楽しみにしています。

  ゲスト:

Marie Alice Moreira(マリー・アリス・モレイラ フランス・ボルドー市 高校教師)

 
Marie Alice Moreira

  ゲスト:

鈴木 富美子(すずき ふみこ 浜松市・聖星高校教員)

 
鈴木 富美子

  コメンテーター:

大野 敦(おおのあつし 立命館大学経済学部准教授)

 
大野 敦

国際政治経済学の観点から、グローバルな市場統治の失敗に対して、草の根からその制度的欠点を埋める可能性をフェアトレードが持つのかという点に着目して以来、フェアトレード研究を行っています。日本フェアトレードフォーラムには創立以来、参加しています。

5.

終わりのフォーラム(16:15)

それぞれの分科会で話されたことを共有し、このフォーラム全体で何が生まれているのかを見えるようにしていきます。また話せなかったこと、伝えたいことを自由に発信する場としていきます。

  コーディネーター:

杉山 世子(すぎやま せいこ はままつフェアトレードタウン・ネットワーク代表)

 
杉山 世子

7.
若者がつくるエシカルファッションショー(17:15-17:40)
 

若者がつくるエシカルファッションショー

 エシカルな素材のみを使い、浜松の高校生、大学生がモデルとなる、浜松初の取り組みです。当日は20点以上のオリジナルファッションをお見せします。浜松でつくられた生地、フェアトレードまたはオーガニックな素材の服、障がい者就労支援施設の小物などを組み合わせ、エシカル素材でどこまで素敵なファッションをつくれるか挑戦します。オリジナルの服は、静岡文化芸術大学の学生がデザインし、学校法人笹田学園の専門家が製作しています。高校生・大学生のモデルを募集中!


8.

終わりのあいさつ




●フェアトレード交友会(18:30~ 大学内にて)●

フォーラムの感動を分かち合い、タウン、フェアトレード大学、フェアトレード・スクール
を目指す皆さんと、つながりたいという声に応え、急遽交友会を開催することにしました。
みんな浜松で最後につながっていきませんか!




エシカル・グッズ・スクウェア

当日は、会場の一部を使って、エシカルおよびフェアトレードの商品を展示・販売するエシカル・グッズ・スクウェアを開催します。企業の製品サンプルから地元のフェアトレードショップの商品まで、幅広く紹介します。展示・販売希望の申し込みも受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

 

 

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