日本で4番目のフェアトレードタウンをめざします。

コンセプト

はままつフェアトレードタウン・ネットワークのコンセプト

私たちの生活の中で、外国で作られた食べ物や外国製の衣類などは、とても身近なものです。私たちの大好きなコーヒーや、チョコレートのもととなるカカオといった作物に関して言えば、その生産のほとんどは、主に「発展途上国」と呼ばれる国々で作られています。それにもかかわらず、私たちは、それらを作っている国のこと、作っている人のことを、ほとんど知りません。

彼らの作ったものをいただき、彼らの国で作られたお洋服を着て過ごす時間は、私たちにとって、とても豊かな時間ですが、その裏で、作り手には、十分な利益が還元されずに、貧しさの中で、生活がままならないという現実もあります。貧しさゆえに、教育を受けられない子どもたちが、朝から晩まで、家計のために働かなければならないという事実を、私たちはどのように受けとめればよいのでしょうか。

フェアトレードは、「生産者」と「消費者」(消費国側の事業者が代表する場合がほとんど)が、対話を重ね、継続的なパートナーシップによって、作り手に適正な利益を還元し、彼らが、穏やかで、自立した生活を営めるようにする運動です。それだけでなく、児童労働を禁じ、労働者の労働環境をまもる運動として、さらには、地球環境を損なうことがないよう栽培・生産することを推進するものとして、少しずつ広がりをみせています。

私たちが暮らす浜松市は、人口80万人を有する政令指定都市です。

都市機能があつまる都市部、農業がさかんな平野部、広大な森林がひろがる中山間地域、漁業が営まれる沿岸部と、全国に類をみないほどに、多様性を有しています。ワカモノからお年寄り、そして83か国、約2万人以上の外国人市民が、多様な価値観のもとに暮らしています。

フェアトレードでもっとも大切なことは、他者への思いやりです。

私たち、『はままつフェアトレードタウン・ネットワークjでは、フェアトレードの普及・啓蒙を通して、多様性に富んだ浜松市において、互いを思いやり、さらには海を越えた人たちを思いやる地域づくりに取り組み、世界に誇れるまちづくりの一員として活動いたします。

2017年4月16日

はままつフェアトレードタウン・ネットワーク一同

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